「気になる」を大事に。

　こんばんは、ばんりです。
　生活の中で、なぜか気になるものや、不思議と何度も目にするもの、耳にするものはありませんか。直感的でも、連続的なものでも、「気になる」というのは、自分の中で潜在的に求めているものだったり、必要なものだからこそ、目に止まる、耳に聞こえるのかもしれません。
　そしてそれが、自分の好きなものになったり、人生を切り開いたり、楽しく生きるヒントだったり。逆に危機を回避することかもしれませんね笑

僕の「気になる」

　あれは三年前の七月か八月ごろ。なぜそこを通ったのかは記憶が定かではありませんが、高校のときに毎日のように通っていた駅にいました。高校卒業から数年経って、少し景色が変わっている駅構内。でももちろん。入っているお店が少し変わっているだけで、店の配置などは当時のままで、どこか（というかそこに）懐かしさを感じました。

　ああ、あの頃の部活はほんましんどかったなぁ。と今では美化された過去を思い出しながら、高校時代と同じように階段を降りて、帰路に向かうホームへ向かっていました。

　で。何の気なしに、目に入ったのが

「日本最古の神社　三輪明神」

という広告でした。

↑その時に写真を自分で撮っていなかったのでイメージですがこんな感じです。

　本当に、ただの直感。感覚。なぜだか未だに、明確な理由はわからないんですけど、
「ここ行きたい。」
と思いました。笑

　何が不思議って、その当時は神社仏閣に微塵も興味なかったんですよ。神社に行くのはせいぜい、元旦の初詣、家の近所の神社に友人と参拝する。そんな年に一回のルーティン化された、特別ではない存在だったんです。
　なのに、この広告を見て。もっと正確にいうと高校時代に毎日毎日帰り道に見ていても何も感じなかったのに、行きたいと強く思ったんですね（広告ってすげー）。まぁある種、それが年をとるということのかもしれませんが笑　ということで23歳秋。神社巡りが趣味になるきっかけの歯車が動き出しました笑

いざ、大神神社へ

　その時たまたま遊ぶ約束をしていて、行き先を決めていなかった高校部活の友人アパレルDがいたので、行き先を大神神社に。

「神社いかん？」
「あり〜」
と、雑な二つ返事でオーケーしてくれました笑

　近鉄の大阪難波駅から電車に乗り、桜井駅まで。初めての土地へ行くのはいつだってワクワクしますね笑　桜井駅を降り、徒歩。途中クレープの自販機という、おそらく電車で行った人は一度は目にしたことがあるのではないかという怪しさ満点の観光スポット（？）を右に曲がるともう見えてきます。

　ね？美しいでしょ笑
　この鳥居を抜けると少しの間参道を直進します。そして階段が現れ、登って行くと境内です。大神神社は山自体が御神体で、本殿がない珍しい神社で、かつ日本最古の神社らしいです。ご祭神は大物主大神（おおものぬしのおおかみ）様。関西屈指の超パワースポットで、ご利益としては、病気平癒・縁結び・商売繁盛等の万能な願いを聞き入れてくれるようです。

　僕が初めて参拝させていただいたこの時から、たまらなく好きなのは、その階段を上がって拝殿のある場所に入る瞬間です。
　内側から風が身体中を清めるように吹き抜けてきて、まるで別世界に来たような自然と荘厳な社が目に入ります。空気が変わるというのはこういうことなんだなと、身を以て体験しました。

　のちに調べると、大神神社は呼ばれた人しか行けないと言われる神社の一つでもあるようですね。あの神聖な空気感は元気な時ならより元気をもらえるし、しんどい時はそのしんどさを拭ってくれるような優しさもあるので是非行ってほしいものです笑

　その初大神神社は、神社巡り第一回目かつ友人といたので早々に帰ることになりますが、その時の神社の雰囲気、感動を忘れられず、平安神宮で初めてご朱印帳を購入することになります。そこから三年後には気がつけば岐阜の神社に行ったり、神社のために関東や九州にもいく神社大好き人間になっていました笑　いつかそれぞれの神社についても書けたらいいな。笑