今、なぜ働いているのか

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 こんばんは、ばんりです。
 以前の記事でも少し触れたのですが、僕自身が生き方を見直すきっかけとなったのは『DIE WITH ZERO人生が豊かになりすぎる究極のルール』著:ビル・パーキンス 訳者:児島修 を読んだからです。現在の僕自身の生き方は、この本で紹介されているほどしっかりと基盤の固まったものではないのですが、だからこそ、多くの人が読むことで、その人たちが生きる楽しさを感じられるようになるのではと思います。だって、好きなことして、金銭的に裕福じゃない僕が十分に楽しいんだから!!

今、なぜ働いていますか

 皆さんは、今、なぜ働いていますか。

 そもそも人によって「今」は違うと思いますが。例えば、高校生・大学生なら遊ぶために働いているかもしれません。大人なら、生活をするために働いていますか?何か確固たる目的があって働いている人はどれほどいるんでしょうか。

 僕自身、なんで今働いているんだろう、とは漠然といつも考えていました。

 そして、よくよく考えてみたときに、働くことに意味を見出したことあったっけってなりました笑 大学生の時は、高校校則のバイト禁止から解放されて、みんなもやってるし、自由に使えるお金があったら良いかなぐらいで。大学の時に就活をして、新卒として入社したのも、確固たる目的があったというよりは、世間一般的にみてみんな就職しているし、それが普通だし。そのままサラリーマンとしてお金を稼ぎ、適度な恋愛をして、結ばれ、家庭を築いていく。それが普通だから。と流れに身を任せ、働いていました。

 世の中にはちゃんと先のことを考えて、確かな筋道を立てている人もたくさんいると思います。そんな人はもう、そのまま生きても良いのではないでしょうか。
 ではなく、僕のように、なんで今働いているんだっけ、何したいんだっけ、と時間の流れに身を任せて、したくもない仕事をしている人にぜひ読んでほしい一冊です。

生きるための労働

 なぜ働いているか、という問いかけとして、生きるためと考えていた僕は、この本から何を得られたか。

 考えること時間を取ることができました。それまでは、なぜ働いているかに対して、深く考えたことがありませんでした。この本を読むことで、働くことで得られるもの、ただ、働くだけでは失われていくものは何か、ということを自身に当てはめて考える時間を取ることができました。将来的に何をしたいのか、もっと近い未来でしたいことがあるからお金をためているのか。それとも仕事自体に意味を見出しているのか。そういったことを考えるきっかけをくれます。

 ただ、誤解がないようにいっておきたいのは、この本の本質的な部分は、もちろん労働の意味を考えることではありません。最終的には、題名にもなっている通り、死ぬときに、資産をできる限り0で最期を迎えることで、労働しすぎることによる、経験に時間を費やすための機会損失を無くそうといった内容の本です。

 さて、生きるとはなんでしょう。
 なぜ働いているのか。よりも難解な問いかけですね。笑 生きるに関しても人それぞれ定義づけはあると思います。

 ただ、じっくり考えたときに。僕にとっては、生きることは経験の積み重ねだと思いました。そして、その経験とは労働が大部分を占めるものではありませんでした。

 好きなことをして、行きたい場所に行き、食べたいものを食べる。家族・友人・恋人と時間を共にし、瞬間瞬間が過ぎていく、その経験を。様々な感情を携えて積み重ねていく。それが僕にとっての生きる、なんです。

 そうすると。
労働は生きるために行う。

生きるとは経験の積み重ね。

労働とは経験の積み重ねのためにしていることだ!

と僕の中では定義づけされました。

 そこで改めて、その時の自分の状況を考えました。趣味はゲーム。やりたいこと、特になし。ただ、日々の生活を維持するために仕事をし、同じような毎日を送っている。そして、その仕事も変わり映えのしない同じことを繰り返す労働。そこには経験の積み重ねはあるんだろうか。(いや、ない。〈反語〉)

 ただ、生活を維持すること、毎日命が続いていることも十分に。いや、十二分に尊いことなんですが、それに甘んじていては、僕自身の命を最大限輝かせているとは言えないと感じました。

 僕の中では、日々の生活の繰り返しは生命維持に過ぎず、生きているということとは少しニュアンスの違うものだと感じるようになりました。

 で。そのときに。「そんなに自由に生きられない人だっているんだ!」「その日暮らしの生活だってままならない人もいるんだぞ!その人たちは生きていないといっているのか!」と、万が一思う方がいたら、ごめんなさい。それは僕が悪いんではなくて、もちろんその人たちも悪くなくて。その状況をどうにかしない国が悪いです。文句はそっちにいってください。

したいことがない

 考えた結果は出たのですが、やりたいことがないと、結局「生きる」を表現できません。笑 実際、僕は考えただけで、頭の中で完結する寸前でした。

 したいことがないんだったら、どうにもならないじゃん。と思いましたが、それはこれまでに「した」経験が少な過ぎたからでした。

 それまでの僕は、カードゲームかテレビゲーム、漫画・アニメばかりの毎日だったので、欲しいものは無いし、生きたいところもないし、食べたいものは焼肉で完結する人間でした。

 それでも、仕事を辞めて、時間ができたときに、絞り出したしたいことをしていくうちに、やりたいことというのは不思議と増えて生きました。

 だから、もししたいことがない、と無気力になっている人がいたら、安心して欲しい。それはきっと出会っていないから。それを見つけるのも生きることの一つだと思います。些細なことでも、自分の興味を大切にしてあげてください。

 そこから、これまで僕になかった経験を重ねることで、興味は増え続け、したいことも増えたし、将来的にどうなって生きたいかというビジョンも見えました。あんなに無気力だったのに、だいぶと救われたなと思います。笑

 したいこと、興味があること、自分の感情を大切にすること。何がきっかけで連鎖的に価値観が広がっていくかはわかりません。ただ、僕の場合は、行動したというのはもちろんのこと、嫌だと思っていた仕事を辞めて時間を作ったというのも大きな要因となりました。

 で、改めてですが笑 この本は、仕事をやめろとは書いていません。好き勝手しろとも書いていません。僕が極端なだけです。気持ち的には最大限豊かになったと感じていますが、金銭的には豊かとは程遠いのが現状です。今の仕事を続けつつ、もしくは転職をしつつ、人生を見つめなおすのが、この本を最大限に活かせるのかなと思います。

人生が変わる

 この本は

  • なぜ働いているのか
  • なぜ生きているのか
  • どこへ向かっているのか
  • 僕(私)は幸せになれるのか

というような悩みや、日々無気力感に苛まれている人におすすめの一冊です。

 意識を変えたい。変わりたい。その気持ちと行動力を効率よく使うためのノウハウ本として楽しめると思います。

 人生何があるかわかりません。確定的な情報も、その人の持つ価値観と合ってこそ正しい情報として命を得るのだと思います。大衆が良しとしているから前を習えで合わせるのではなく。自分の人生を最大限に楽しめる方がもっともっと増えたら良いなと思います。


 今日もここまで読んでいただきありがとうございました。

 ほな、今日もこの辺で。おやすみなさい。

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