こんばんは、ばんりです。
皆さんは運命の出会いをしたことがありますか。その時、必要な出会い。何かを気づかせてくれる、学びになる。もしくは過去のトラウマから立ち直るためのもの、未来永劫自身の核となる知識や感情を与えてくれるもの。そんな運命の出会いをしたことはありますか。
僕はあります。一つは僕の厨二心に火を灯し、新しい自分を目覚めさせてくれた『うえきの法則』(作:福地翼先生)という漫画。
そしてもう一つ。うえきの法則とは違うベクトルの面白さで、僕自身のバイブル。ひとまずおすすめする漫画第一位の『セトウツミ』(作:此元和津也先生)です。しんどい時、疲れた時。ツッコミを磨きたい時、笑いの感性を磨きたい時。そんな時に読みたい漫画です。僕は『セトウツミ』と出会い、新しい視点を手に入れることができました。
セトウツミの世界観
どういう漫画かを簡潔に説明すると、
河原の階段で(主に)二人の男子高校生が話している漫画
です。
え?何が面白いん?って?これだけだとそう思うかもしれませんね。
僕はあらすじは知らずになんとなく一話を試し読みしたら、癖になったので全巻買いましたが、あらすじだけを簡潔に聞くと面白さがわからないですね。笑 なので、もう少し詳しく。
舞台は大阪。関西人の高校二年生の男子高校生が河原の階段で日常会話(もとい、もはや漫談)をしていくストーリーです。一人は瀬戸。サッカー部に所属していて、実力もあり、期待もされていました。もう一人は内海。眼鏡をかけた勉強のできる、少し陰気な性格ですが、しっかりと芯がありカッコ良い青年です。私情が少し入った紹介になりましたね。
そんな。普通に学生生活をしていたら、仲良くならなかったであろう二人が、放課後の少しの時間、日常で起こった出来事をボケとツッコミ、オチのスパイスが加わった会話ベースでストーリーが進んでいきます。
そんな二人の元に、偶然にも一癖も二癖も、もしくはなんの特徴もないような、左右対称の人たちや出来事が起こります。それが話のネタになるわけです。
ただこれも、面白い話で。漫画だから、一癖も二癖もある人たちなんだろうな、と思っていましたが。人間って基本変わっている人が多くないですか。笑 その「変わっている人」と気づくまでに時間を要するだけで、現実世界でも漫画の主人公にはならなそうでも、一人のキャラクターにはなりそうな、特徴的な人って結構いると思うんですよ。
『セトウツミ』では、そういった、現実にもいそうだけど、漫画だからこそより一層輝いている。一人一人の個性を最大限に輝かせたキャラクターたちが登場人物として現れます。現実では目に見えないものを、漫画として可視化するっていうスキルが絶妙に、心から惹きつけられるほど光っています。心情表現とかがね、表情でも文字でも表されるってのは漫画の最強のストロングポイントだと思うんですけど、その中でも『セトウツミ』はそれが使いこなされているな、と。
なので。
- ギャグが好きな人
- ストーリー性がしっかりとある漫画が好きな人
- あの時の話がここに繋がってくるのかと伏線回収が好きな人
- 巧みなボケとツッコミが好きな人
- 癖のあるキャラクターが好きな人
- 緊張と緩和、間が使いこなされている話が好きな人
- 笑いと友情が垣間見える漫画を欲している人
- 全ての人
- 短い巻数で満足感のある読了感を味わいたい人(全8巻)
- ちょっとゾクゾクしたい人
にオススメの漫画です。
大序盤ですけど、神妙な面持ちの話は好きですし。リスクを背負っても話がわかる友達と「節がある選手権」もしたいと憧れた日が懐かしいです。
漫画好きな人たちならきっと皆さん知っているんでしょうけど、僕もだし、僕の友人も漫画の好みに偏りがあったので、食い違い。『セトウツミ』を読んでいる友人がいなかったんですよね。
大爆笑。と行かずとも、気づけば口角が上がっている。そんな素敵な漫画です。
めちゃくちゃね、めちゃくちゃここの話が面白い!とかこのキャラ好き!とか話したいんですけど。ネタバレになると嫌なんですよ。ほんまにフラットな状態で初見で読んでほしい。何度読んでも面白いけど、最初っから最後まで味わい尽くしてほしいのでこのくらいの説明にしときますね。
物語自体は高校三年生に向けて進んでいく感じです。
聖地
『セトウツミ』の舞台となったのは、大阪府堺市堺区戎之町西の河原の階段です。近くに高校もあり、漫画そのままの風景がそこにはありました。
これでテンション爆上がりしましたもん笑
実写で、映画化やテレビドラマ化もしているようですね。僕は映画の菅田将暉と池松壮亮のダブル主演を見ましたけど、結構好きでした。漫画の実写化だけあって賛否両論あったみたいですが笑
基本一話完結の漫画なんですが、全体で見ると繋がっているという面白さもぜひ体感してほしいです。
で。好きになったら、ハマったら。ぜひ、感想教えてください。作者僕じゃないけど、めっちゃ嬉しくなります笑
好きな漫画の紹介でしたが、根本は変わりません。
自分が好きと思えるもの。面白い、悲しいと自分の感情を表現できるようになるものと出会うこと。
そんな人生でありふれたことが、案外難しかったりする。自分自身の人生は自分が主役で生きればその分楽しくなります!僕は自分らしさを自分で認められるようになってから、すごく生きやすくなりました。
少しでも多くの人が、自分の幸せを見つけて楽しく過ごせますように。今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました。
ほな、今日はこの辺で。おやすみなさい。
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